2025年度 電話応対コンクール新潟 特設サイト

新潟県大会

要項

競技方式 集合方式
開催日時 2025年10月8日(水)
開催場所 新潟グランドホテル
主催 公益財団法人日本電信電話ユーザ協会 新潟支部
後援 総務省 信越総合通信局
一般社団法人 新潟県商工会議所連合会
N T T 東日本(株) 新潟支店
(株)ドコモCS 新潟支店
テルウェル東日本(株) 新潟支店
審査委員 審査委員長 フリーアナウンサー 石塚かおり 様
審査委員   (有)クウォーターワン 窪田尚子 様
審査委員  コーチ・コム 小紫真由美 様
審査委員  NTT東日本(株)新潟支店 古谷隆明 様
大会役員 大会会長  廣田幹 人 (本部 評議員、新潟支部 支部長)
競技部長  片岡道 夫 (新潟支部 理事、新潟・下越地区協会副会長)
審査部長  小林栄 一 (新潟支部 事務局長)
総務部長  内山寿 治 (信越事業推進部長)
審査結果発表日 2025年10月8日(水) 大会終了後予定
※ユーザ協会新潟支部ホームページ「電話応対コンクール特設サイト」で発表します。

第66回新潟県大会プログラム(PDF)

新潟県大会で使用する問題「お客様情報の設定」は、こちらからご覧いただけます。

※パスワードを設定していますのでご了承願います。

入賞者一覧

審査委員長総評

第66回新潟県大会 審査委員長総評

今日は4人の審査員で審査をさせていただきました。
代表して、私からお話をさせていただきます。

まずは、さすがブロック大会を勝ち進んできた皆様です。電話応対では、ひと言目、つまり最初の印象がとても大事だと思うのですが、そのオープニングの印象が皆さん非常に爽やかで素晴らしかった、という審査員からの評価がございました。
このように、たった1回のチャンスで、多くの皆様の前で競技を行うというのは、どれだけ緊張されたことでしょうか。そして、その1回のチャンスの中で、準備してきたことを思う存分発揮できなかった方も、きっといらっしゃるかと思います。どうでしょうか?今日の1回に悔いはありませんか?もしかすると、悔いが残る方もいらっしゃるかもしれませんが、それがこの大会の怖いところでもあります。

その中で、成果を収めることができた方も、そうでなかった方もいらっしゃるかと思いますが、今回、なぜ成果を収めることができなかったのかを振り返ってみていただくと、「あっ、こういう質問が来るとは思わなかった」「こういう聞かれ方をするとは思わなかった」と感じた方が、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
この「こういう聞き方をされるとは思わなかった」という“想定外”が起きたときに、どう対応できるかというのが、今日の県大会の審査でも『肝』だったのではないかと思います。

全国大会に行けば、それがもっと研ぎ澄まされた状態で行われます。そのときに、うまく返すことができた方と、1回つまずいてしまったことで、その後も繰り返しつまずいてしまった方もいらっしゃったと思います。
また、提案の仕方についてですが、ホームページを見ながら説明された方が多かったような印象を受けました。ただ単にホームページに書いてあることを提案するだけで終わってしまった方も多かったように感じます。ホームページに書いてあることは、見ればわかりま す。それ以外の提案がどこまでできるか、お客様のニーズをどこまで聞き出せるかが大切なのではないかと思います。

もう一つ気になった点としては、今回の設定が少し難しく、設定の理解が誤っていたのではないかと思われる方が何人か見受けられました。
たとえば、「代引きで送りたいと思います」という場面で、代引きとは相手の方が代金を支払う仕組みですが、それを“プレゼント”として話を進めていた方が、結構いらっしゃったように思います。やはり、設定の理解がどこまでできているかというのは、重要なポイントだと感じました。

しかしながら、最後に申し上げたいのは、これらすべての要素がありながらも、最終的に印象を決めるのは「声の表情」だということです。何か想定外の質問があったとき、不安な状態になると、それが声に出ます。不安な声だと、お客様は「この人に頼んで大丈夫かな?」と思ってしまいます。どんな時でも堂々と、どんな時でも明るい声で、笑顔で対応することが大切です。一瞬でも表情が曇ったときは、声に表情が出てしまうんですよね。

ですので、「声の表情」がいかにお客様に安心を与えるか、あるいは逆に不安を与えてしまうか・・・それが非常に大切だということを、最後に皆さんにお伝えしたいと思います。本当に1日、お疲れ様でした。

2025年度電話応対コンクール
 第66回新潟県大会
審査委員長 石塚かおり